普段生活している中で、「ホームページ」と「WEB(ウェブ)サイト」という言葉を目にすることがあると思います。
この2つの言葉の違いはなに?使い分けが必要?と思った人も少なからずいるのではないでしょうか。
今回は、「ホームページ」と「WEBサイト」について説明をしたいと思います。
日本では「ホームページ」と「WEBサイト」は同じという認識でOK!
結論からいうと、日本では「ホームページ」と「WEBサイト」は同じものという認識で問題ありません。
ただ、一種の和製英語的になっているので海外の方には通じないものと思ったほうがいいです。
WEBサイトとは。
WEBサイトとは、「WEBページ」の集合体のことを指します。
WEBページとは、インターネット上にある、ひとつのページのことです。
本で例えると、WEBサイトは「1冊の本」、WEBページが「各ページ」と考えると分かりやすいかもしれません。
ホームページとは。
ホームページという言葉は2つの意味を持っています。
なかなかの曲者です。
【1】インターネットブラウザの最初に表示されるページ
インターネットブラウザを起動したときに最初に表示されるページを「ホームページ」といいます。
インターネットブラウザ(WEBブラウザともいいます)とはインターネットを見る時に使うソフト(アプリ)のことで、代表的なものとしてChromeやEdge、Firefoxなどがあります。また、このページは設定で変更できるため、人・端末によって表示されページが異なる可能性があります。
※参考)インターネットブラウザのシェア
https://news.mynavi.jp/article/20210503-1882887/ (外部サイト)
【2】WEBサイトの起点(拠点)となるページ
前出した「WEBサイト」の起点(拠点)となるページを「ホームページ」といいます。
本で例えると、「本の表紙」といったイメージです。
さらに厄介な話として、元々は【1】のみだったものが【2】もホームページと呼ぶようになったという経緯があります。
日本では「ホームページ」が定着している。
「WEBサイト」の中に「ホームページ」があるというのが正しい意味で、「ホームページ = WEBサイト」というのは本来は間違っているといえます。
しかし、日本では「ホームページ = WEBサイト」という認識で、むしろ「ホームページ」のほうが一般的に定着していている印象です。大手のIT関連企業でも「ホームページ」という表記がされていたりする現状からも、「ホームページ = WEBサイト」という認識で問題ないですし、なにより通じます。
注意点は、「日本では」と言う通り海外では本来の意味のとおり使われるので、海外の方と話す機会が多い場合は使い分けが必要です。
弊社では主に「ホームページ」
弊社では主に「ホームページ」という言葉を使っています。それは単純に、お客様に伝わりやすいからです。
ホームページ・WEBサイトを制作するときは、ただでさえ専門用語が多くなってしまうので、それを少しでも軽減する意味合いもあります。専門用語を並べて理解されないより、多少意味が違くても理解しやすい言葉を選んだほうがいいですし。
使い分けをするに越したことはないですが、使いやすい方を使えばいいと思います。さほど気にすることでもないです。2つの違いをいちいち指摘するひとが現れたら、心のさもしい人だなと思いましょう。